ネムロコウホネ(読み)ねむろこうほね

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネムロコウホネ」の意味・わかりやすい解説

ネムロコウホネ
ねむろこうほね / 根室川骨
[学] Nuphar pumila (Timm) DC.
Nuphar pumilum (Timm) DC.

スイレン科(APG分類:スイレン科)の多年生水草。池や沼に生育し、7~9月、径約3センチメートルの黄色花を水面上に開く。柱頭は淡黄色。本州北部、北海道、および東アジアヨーロッパシベリア分布する。変種オゼコウホネは柱頭が赤色で、北海道、尾瀬月山(がっさん)に分布。

[伊藤元巳 2018年6月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のネムロコウホネの言及

【コウホネ(河骨)】より

…また花を楽しむだけでなく,アクアリウムでの水中葉も観賞される。 コウホネの仲間はほかに水上葉が水面に浮かぶヒメコウホネN.subintegerrimum,オグラコウホネN.oguraense,ネムロコウホネN.pumilumが日本に分布する。尾瀬に生える柱頭盤が鮮赤色のオゼコウホネN.pumilum var.ozeenseはネムロコウホネの変種とされている。…

※「ネムロコウホネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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