法則の辞典 の解説 ネルンスト‐プランクの定理【Nernst-Planck's theorem】 熱力学の第三法則*とも呼ばれる.化学的に単一な固体のエントロピーは,絶対零度において有限の値に近づくとしたのはプランクであるが,この値がゼロである(あってもかまわない)としたのはネルンストである.この結果としてわれわれはエントロピーの絶対値を考えることが可能となり,アインシュタインやデバイの比熱式*,ギブス‐ヘルムホルツの式*などの熱理論に関する重要な原点となった. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報