ノックダウン輸出(読み)ノックダウンユシュツ(英語表記)knock down export

デジタル大辞泉 「ノックダウン輸出」の意味・読み・例文・類語

ノックダウン‐ゆしゅつ【ノックダウン輸出】

部品のままで輸出し、現地で完成品に組み立てて販売する方式。KD輸出。

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精選版 日本国語大辞典 「ノックダウン輸出」の意味・読み・例文・類語

ノックダウン‐ゆしゅつ【ノックダウン輸出】

〘名〙 (ノックダウンknockdown) 自動車生産などで、部品セットを輸出し、組立ては現地において行なう輸出方式。ノックダウン。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノックダウン輸出」の意味・わかりやすい解説

ノックダウン輸出
ノックダウンゆしゅつ
knock down export

KD輸出ともいう。ノックダウン方式 (現地組立) による輸出。自動車,機械類などの商品を完成した形ではなく,部品や半製品の形で輸出し,現地で組立てるというもので,関税率が高かったり,ローカル・コンテント (現地調達) 規制が強い場合に利用される。輸入国側としては自国の工業化,雇用拡大を目的としている。 1977年頃から発展途上国で盛んになり,最近では貿易摩擦や雇用促進の点から先進国間でもこの方式を採用するケースがふえている。

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