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ノーメンクラツーラ 〈ロシア〉nomenklatura

大辞林 第三版の解説

ノーメンクラツーラ【nomenklatura】

〔党機関がもつ任命職一覧表の意〕
社会主義国で、共産党幹部や上級官僚などの特権階級。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ノーメンクラツーラ
のーめんくらつーら
номенклатура nomenklatura ロシア語

社会主義国家の各級党機関の職務・権限、とくに幹部ポストのリスト、およびこのポストの在任者または候補者の名簿を意味し、かつての職業的革命家集団にかわってスターリン以後の体制を支える特権的支配層をさす。旧ソ連についてみると、その数は70万人ほど(1700万党員の約4%)で、指導的党機関(その幹部)によって推薦・任命される。革命ではなく、現状維持(権力保持と立身出世)を志向する保守的体質をもつ職業的管理層・体制派エリートである。
 社会主義体制崩壊後も、ノーメンクラツーラは壊滅することなく温存され、旧ソ連時代よりもむしろ強化されたもののようで、旧ソ連時代からのメンバーが引き続き現在のロシアの新支配層の多くを占めるばかりでなく、なかにはマフィアと手を組んで地下経済の担い手として暗躍する者も少なくはない。[濱嶋 朗]
『M・S・ヴォスレンスキー著、佐久間穆・船戸満之訳『ノーメンクラツーラ』(1981・中央公論社)』

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