ノ谷遺跡(読み)ひのたにいせき

日本歴史地名大系 「ノ谷遺跡」の解説

ノ谷遺跡
ひのたにいせき

[現在地名]大宮町神原

宮川右岸、神原このはら集落西南部にある。標高一五〇メートルの山より尾根が舌状になった北面の傾斜地。辺りは耕田圃場整備がなされ、中央を県道打見―大台線が北東から西南に走る。昭和五七年(一九八二)発掘調査を実施、調査面積一千五〇〇平方メートル。検出された遺構は縄文時代早期の竪穴住居跡二軒、土壙三〇基。土壙の一基から暗緑色の石製状耳飾一個を出土し、ほかに石鏃石斧石錘、縄文時代早期の押型文土器、中期の船元式土器などが出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android