ハクスリー(読み)はくすりー(英語表記)Andrew Fielding Huxley

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハクスリー(Andrew Fielding Huxley)
はくすりー
Andrew Fielding Huxley
(1917―2012)

イギリスの生理学者。ロンドンに生まれる。祖父は著名な動物学者トーマス・ハクスリーで、異母兄に動物学者のジュリアン・ハクスリーと小説家のオルダス・ハクスリーがいる。ケンブリッジ大学で物理学、化学、数学を学び、のちに生理学を専攻した。第二次世界大戦中は軍事研究に従事したが、終戦後の1946年にケンブリッジ大学に戻り、生理学の講義と研究を続けた。1960年にロンドン大学の生理学主任教授となり、1969年には王立協会研究所の教授を兼任した。
 ケンブリッジ大学で、A・L・ホジキンとともに、イカの巨大軸索を用いて、神経線維の興奮伝導に伴うイオンの移動を研究、細胞膜のイオン透過性の変化に注目し、ナトリウムイオンの変化が神経線維の興奮とその伝達に重要な役割を果たしているという説を確定した。そのため、1963年に「神経細胞の膜の興奮と抑制のイオン機能に関する発見」という受賞理由でノーベル医学生理学賞を受けた。共同研究者のホジキンおよび同様の研究をしていたエックルズとの同時受賞であった。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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