ハジラミ類(読み)ハジラミるい(その他表記)Mallophaga; bird louse; biting bird louse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハジラミ類」の意味・わかりやすい解説

ハジラミ類
ハジラミるい
Mallophaga; bird louse; biting bird louse

ハジラミ目に属する昆虫総称で,食毛類ともいう。数 mmの微小な体だが,まれに7~8mmにもなるものがある。外部寄生性昆虫で,体は扁平,強壮でしばしばキチン化する。頭部は普通三角形で幅広く,下口式の変形した咀嚼口をもつ。触角は刺毛状または棍棒状で短く,3~5節から成る。複眼は退化し,単眼を欠く。胸部は小さく,各節は融合し,をもたない。肢は短く,爪を欠くか,またはまれに1~2本ある。尾毛はない。温血動物に外部寄生し,多くは鳥類につくが哺乳類につくものも少なからずあり,羽毛や毛,皮膚の剥片などを食べて生活し,宿主の体を離れて長時間生きることはできない。一方宿主である鳥類などは,多数のハジラミの寄生を受けると神経質になって食物を十分にとることができなくなり,死にいたることすらある。宿主の種類が限定されている種が多い。 (→昆虫類 , シラミ類 )  

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