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ハムギョンナム(咸鏡南)道 ハムギョンナムHamgyǒng nam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハムギョンナム(咸鏡南)〔道〕
ハムギョンナム
Hamgyǒng nam

北朝鮮の北東部にある1級行政区。道庁所在地はハムフン (咸興) 市。行政区域は2市 16郡。トンチョソン (東朝鮮) 湾にのぞむ海岸平野と,背後のプジョンリョン (赴戦嶺) 山脈,ランリム (狼林) 山脈などから成る。多数の小河川が急流をなして海に注いでいる。北西部はケマ (蓋馬) 高原の一部で,アムロク (鴨緑) 江の支流であるプジョン (赴戦) 江,チャンジン (長津) 江が北流する。両河川の水を海岸側に導く流域変更方式によって発電が行われ,さらにホチョン (虚川) 江にも発電所を建設している。地下資源が豊富で,プクテ (北大) 川沿いにあるコムドク (検徳) の亜鉛・鉛鉱山,リョンヤン (竜陽) のマグネサイト鉱山が規模が大きく,ほかにコウォン (高原) 郡の無煙炭,クミャ郡 (旧永興郡) の黒鉛,リウォン (利原) 郡などの鉄鉱石,またリン,硫化鉄,石灰石の鉱山もある。ハムフン市は北朝鮮屈指の化学工業都市で,化学繊維,肥料,カーバイドなどを産し,イパル (二八) ビナロン連合企業所,フンナム (興南) 肥料連合企業所などの大工場が立地する。チョンネ (川内) にセメント,タンチョン (端川) にマグネシウム工場がある。農業は畑作を主とし,ハムフン平野の稲作,プクチョン (北青) 郡のリンゴ,ナシが有名。漁港はシンポ (新浦) ,ヤンファ (陽化) ,サムホ (三湖) などがあって,水産加工も盛んである。面積1万 9000km2。人口 254万 7000 (1987推計) 。

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