ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハヤカワ」の意味・わかりやすい解説
ハヤカワ
Hayakawa, Samuel Ichiye
[没]1992.2.27. カリフォルニア,グリーンブレー
アメリカの言語学者,教育家,政治家。カナダのマニトバ大学とマギル大学,アメリカのウィスコンシン大学で学んだのち,ウィスコンシン大学,シカゴ大学,サンフランシスコ州立大学などで英文学と言語学を教えた。ポーランドの学者,アルフレッド・コーチブスキーの言語論を一般向けに説いた『行動における言語』 Language in Action (1941) によって名が知られるようになった。 1968年,学生運動で混乱していたサンフランシスコ州立大学の学長に就任すると,学生に対して強硬な姿勢を貫き事態を収拾した。翌年,終身学長の地位を与えられたが,秩序を取戻す任務は終えたとして 73年に辞職。 76年に連邦上院議員選挙に共和党候補として出馬,当選し一期つとめた。
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