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ハヤ族 ハヤぞくHaya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハヤ族
ハヤぞく
Haya

ワハヤ族 Wahaya,ジバ族 Zibaともいう。タンザニア北西部,ビクトリア湖の西に住む湖間バンツー語系諸族の一民族。人口約 150万と推定される。牧畜民であるヒマ人と圧倒的多数を占める農耕民イル人とから構成されている。約 130の外婚制父系氏族から成るが,今日これらの氏族は地域的まとまりはない。伝承によるとハヤ族の氏族の多くはニョロ族からの移住者で,のちにニョロの王族ビト氏族の血をひく人々によっていくつかの首長国がつくられたという。 20世紀初頭には8つのほぼ自律的な首長国があった。これらは王族同士の婚姻や交易で結ばれていたが,ハヤ全体が1つの王国に統一されることはなかった。伝統的には首長を頂点とする役職の体系が,氏族やリニージの体系に重なっており,氏族は土地や内部の問題を扱う一定の権限を保持していた。主作物はプランテンバナナで,ほかに伝統的な交易品にコーヒーがあり,植民地化以前はコーヒー交易は首長に独占されていた。

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世界大百科事典内のハヤ族の言及

【キジバ王国】より

…住民はハヤHaya族の一支族であった。ハヤ族は北方のブニョロ王国から14~15世紀ころ移住してきた牧畜民ヒマと農耕民イルから成る,成層化した部族である。17世紀初めころ,バビト朝ブニョロ王国の王族イガバの2人の息子,ルヒンダとキビがハヤ族を支配下に収め,キジバKiziba王国がキビによって建国され,ブニョロ王国の属国となった。…

※「ハヤ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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