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ビクトリア湖 ビクトリアこLake Victoria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビクトリア湖
ビクトリアこ
Lake Victoria

アフリカ大陸中東部の湖。ウガンダタンザニアケニアの国境に位置。アフリカ最大,世界第3位,淡水湖では世界第2位の湖で,タンザニア領水域が最も広く,ウガンダ領がこれに次ぐ。面積 6万9484km2。周囲 3220km。最大水深 82m。湖面標高 1134m。カゲラ川,マラ川をはじめ多くの小河川が注ぐが,流出河川は北岸のビクトリアナイル川のみ。南東部のウケレウェ島をはじめ多くの島があり,風光は変化に富む。魚類が豊富で,湖上運輸とともに水産業が重要。アフリカ人はウケレウェ湖と呼んでいたが,ナイル川の源流探検を試みたイギリスのジョン・H.スピークが 1858年に到達,当時の女王の名にちなんで命名。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ビクトリア湖

ケニア、ウガンダ、タンザニアの3国に囲まれた、面積約6万9千平方キロでアフリカ最大の湖。淡水湖としては米国・カナダのスペリオル湖に次ぎ、琵琶湖の約100倍、九州の1.8倍ある。観賞用として持ち込まれたホテイアオイが、湖の富栄養化や水質汚染によって、90年代初めごろから目立つようになった。

(2006-01-20 朝日新聞 朝刊 淡路 2地方)

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デジタル大辞泉の解説

ビクトリア‐こ【ビクトリア湖】

Lake Victoria》アフリカ東部、ウガンダ・タンザニア・ケニアの3国にまたがる湖。面積は6万8800平方キロメートルあり、アフリカで最大、淡水湖では世界第2位である。湖面標高1134メートル。白ナイルの源流として知られる。東西の大地溝帯に挟まれた古代湖であり、多くの淡水魚の固有種が生息。漁業が盛んで、周辺には豊かな農業地帯が広がる。沿岸の主な都市はエンテベムワンザキスム

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビクトリア湖
びくとりあこ
Lake Victoria

東アフリカのケニア、ウガンダ、タンザニア3国にまたがる湖。面積6万9480平方キロメートルで、淡水湖ではスペリオル湖に次いで世界第2位。東西の大地溝帯に沿う隆起帯に挟まれた浅い皿状の凹地にできた湖であるので、最深部でも82メートルしかない。湖面の標高は1134メートルである。西岸を除いて湖岸線は屈曲に富み、ケニア側のカビロンド湾など大きな湾入がある。西方からのカゲラ川をはじめ、周辺の高原から流入する河川は多いが、流出口は北岸のビクトリア・ナイル川のみである。赤道直下にあるこれだけ大きな水体であるので湖陸風が発達し、日中は湖から吹き出す湖風、夜間は周辺の陸地から湖に集まるように吹く陸風がみられる。このため、湖上では夜間に上昇気流が生じて雨が降りやすい。1858年、イギリス人のスピークが「発見」し、これがナイル川の水源かどうかをめぐってバートンとの間で論争があったことは有名。1875年にスタンリーが湖を周航した。1954年、流出口に近いビクトリア・ナイル川にオーエン滝ダムができて湖面の水位が約1メートル上昇した。沿岸は豊かな農業地域で、西岸から南岸にかけてはバントゥー系のガンダ人やスクマ人、ケニアにはナイル語系のルオ人などがトウモロコシ、サトウキビ、コーヒー、ワタなどを栽培する。湖岸にはエンテベ、キスム、ムワンザなどの都市がある。[中村和郎]

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