デジタル大辞泉
「ハーイル」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ハーイル
Hā'il
サウジアラビア中央部,ナジド地方北西部,ジャバルシャンマール地区の主要都市。イラクからのメッカ巡礼路の一つで,国境からメジナに向う幹線道路上にある。 19世紀なかば,イブン・ラシード王朝創立以来,トルコ政府との直接交渉の場として,また巡礼路の要衝として発展。リヤードに取って代られるまで繁栄した。 1890年代には砂漠の国アラビアの名実ともに首都とされたが,内紛や戦禍で衰え,重要性を失った。地方市場オアシスとして,ナツメヤシ,果物,穀物を産する。人口約4万。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のハーイルの言及
【ナジュド】より
…またハニーファ・ワーディー上流のウヤイナal‐‘Uyaynaで生まれた[ムハンマド・ブン・アブド・アルワッハーブ]は,ワッハーブ派を発展させて建国の精神的主柱となった。リヤード北方700kmのハーイルḤā’ilのラシード家とサウード家の協力と抗争も有名である。現在も住民の多くはベドウィンで,羊を追う生活をつづけている。…
※「ハーイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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