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バスク族 バスクぞくBasques

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バスク族
バスクぞく
Basques

フランスとスペインとの国境地帯のバスク地方の住民。純粋にバスクの伝統を伝えるものはスペイン領に約 75万,フランス領に約 10万~12万の人口を擁し,みずからはエウスカルドゥナクと呼んでいる。形質的には白人と区別しがたく,古イベリア人説,ベルベル人説などが唱えられ,W.C.ボイドは血清学の結果から早期ヨーロッパ群に含めている。現在は非印欧的先住民説が支配的である。バスク語を話す。 20進法を用い,農具や牧具にも先印欧的要素がみられる。大部分が小土地保有の自由民,牧畜民で,渓谷に散在し,長男,長女の相続権を守って,農家の分散を阻止している。宗教はカトリック信者が多く,呪術的信仰なども混合して独自の文化を保持し,慣習法に従って伝統的生活を維持しているため,自律的で民族独立運動が盛んである。性格は質実剛健,忠誠心の強いことで知られ,古くから鉄鉱山が発見されていたために,工業,特に造船業が盛んで,船員になり,海外に移住する者も多い。

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