ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルナバ書」の意味・わかりやすい解説 バルナバ書バルナバしょEpistle of Barnabas 使徒教父の著作中の一書。シナイ版聖書写本中にある。旧約聖書解釈にかかわる神学上の論文で,2世紀前半に書かれた。キリスト教の立場から象徴的解釈を用いつつ旧約聖書に書かれた事柄を新約の予型 typosとみることを唱えている。アレクサンドリアではクレメンスらによって高く評価され正典とみなされたが,その他ではあまり評価を受けていない。著者はバルナバではない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by