バル・ヘブライウス(その他表記)Bar-Hebraeus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バル・ヘブライウス」の意味・わかりやすい解説

バル・ヘブライウス
Bar-Hebraeus

[生]1226
[没]1286.7.30. マラガ
シリアの文学者。ユダヤ系キリスト教徒で,シリア語の著作によってシリア文学,思想史上の重要人物とされる。ユダヤ教からキリスト教へ改宗した医者を父とし,シリアのアンチオキアに住み,キリスト教東方教会ヤコブ派の修道士,のちにアレッポ主教,さらに大主教になった。シリア語で『世界史要』を書き,みずからそのアラビア語訳をしたほか,旧約聖書のシリア語訳,『聖所の燭台』および『光線の書』のような単性論派キリスト教教理についての著作を書き,キリスト教東方教会に大きな影響を与えた。 (→キリスト単性説 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む