バンチ病(読み)バンチびょう

百科事典マイペディア 「バンチ病」の意味・わかりやすい解説

バンチ病【バンチびょう】

イタリアのバンチG.Bantiが19世紀末に初めて記載した原因不明の疾患症候群ともされる。貧血脾腫(ひしゅ)に始まり,出血しやすくなり,黄疸(おうだん),肝腫大腹水などを呈し,悪液質などで死亡する。門脈圧亢進症うち,原因の不明な特発性門脈圧亢進症とほぼ同義治療は鉄剤投与や脾臓摘出など。
→関連項目門脈圧亢進症

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android