コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

パコミウス Pachomius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パコミウス
Pachomius

[生]292? エスナ
[没]346?
エジプトの修道士。キリスト教における共住修道形式の創立者。その生涯は伝説化されているが,ローマ軍に徴兵されたのち,314年キリスト教徒となり,聖パレモンの指導を受けて隠修士となったといわれる。数年後タベンニーシに修道院を創立し,その指導に全力を注ぎ,死んだときには9つの修道院に 3000の修道士,ほかに1つの女子修道院の大勢力を形成していた。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

パコミウス(Pachomius)

[290ころ~346]エジプトの修道士。砂漠や荒野での孤独な禁欲生活の慣習を改革し、組織的な修道院を創立した。パコミオス

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

パコミウス【Pachomius】

290ころ‐346
エジプトの修道士。共住制修道院の創始者。伝承によれば,軍隊を退役したのちキリスト教の洗礼を受けたという。ある隠者の弟子となり,320年ころ中部エジプト,ナイル川沿いのタベンニシTabennisiに赴き,自分の修道院を開いた。徳を慕って集まった人々に修道規則を与え,共同生活を教えた。その後多数の修道院を開き,そのなかには女子修道院もあった。パコミウスの《修道規則》はラテン語訳が現存しているが,大バシレイオス,ヌルシアのベネディクトゥスなどに影響を与えた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内のパコミウスの言及

【修道院】より

…東方教会にいまも根強い隠修士的傾向はこのときに始まる。アントニウスと同じころ同じテーベで修道生活を始めたパコミウスは独住の日常的不便と精神的危険とを克服するために共同生活(コイノビオン)の修道院を建てた。それはそれぞれ20~40人の修道士が1人の監督のもとに共同生活を営む五つか六つの建物からなり,敷地内には別に聖堂(教会堂),食堂,外来者用宿舎,庭園が設けられていた。…

※「パコミウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

パコミウスの関連キーワードアントニウス[エジプト]コプト教父修道会

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android