山川 世界史小辞典 改訂新版 「パッラヴァ朝」の解説
パッラヴァ朝(パッラヴァちょう)
Pallava
300頃~9世紀末
マドラス近くのカーンチーを都として東南部の海岸地方を中心に支配した王朝。6世紀末までの諸王の親族関係は明瞭ではない。7世紀以後は,デカンのチャールキヤ朝,ついでラーシュトラクータ朝と攻防を繰り返したが,チョーラ朝の台頭によって滅ぼされた。有名なカーンチーやマハーバリプラムのヒンドゥー寺院の主なものは,ナラシンハヴァルマン2世(在位720~731)の頃建立された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報