知恵蔵 「ヒトゲノム解読」の解説 ヒトゲノム解読 人間のゲノムのDNAの塩基配列(遺伝暗号の並び方)が2003年4月に解明されたこと。日米英など6カ国の国際協力のもとに進めていた研究チーム(国際コンソーシアム)が、ゲノムの99%を精度99.99%で解読。その結果、(1)人間の遺伝子の総数は約3万2000個、(2)遺伝子の部分はゲノムの2〜3%程度、(3)一人ひとりのゲノムを比べると、約1000個の塩基に1個の割合で違いがあり、数百万カ所に違いがある、などが判明した。これによりゲノム科学は本格的なポストゲノム研究の時代に入った。 (川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by