世界大百科事典 第2版の解説 ヒマーチャル・プラデーシュ[州]【Himāchal Pradesh】 インド最北西部の州。面積5万6000km2,人口517万(1991)。州都はシムラ。主要言語は西パハーリー語。州名は〈雪山の州〉を意味する。北から順に高度を異にする大ヒマラヤ,小ヒマラヤ,シワリクの3山脈が北西~南東に走り,その間をチェナーブ,サトレジなどの諸河川が狭い河谷平野をつくっている。河谷部では米,トウモロコシ,果実(桃,リンゴなど)を産する。河谷上の山地斜面は松,ヒマラヤ杉などの森林が茂り,林業は州第一の産業である。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報