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ビブリア・パウペルム Biblia Pauperum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビブリア・パウペルム
Biblia Pauperum

「貧しき者の聖書」の意で,13世紀前半におそらく南ドイツ地方で作られ,14~15世紀にかけて数多くの挿絵入り写本が作られた一種の釈義的聖書。その特色は,30あまりのイエスの生涯の主たる場面の周囲に,それの予表となった旧約聖書の場面,預言者像などを配置した,いわゆる類型論 Typology的図像にある。挿絵は彩色に乏しいが,素朴な美しさに富んでいる。通説にこれを文盲者のために作られたものとするが,確かではなく,むしろ「貧しき者」を標榜した特殊な信仰運動に関連させる説がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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