ビバップ(読み)びばっぷ(英語表記)be-bop

デジタル大辞泉 「ビバップ」の意味・読み・例文・類語

ビバップ(bebop)

ビーバップ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビバップ」の意味・わかりやすい解説

ビ・バップ
びばっぷ
be-bop

ジャズ用語。ジャズのスタイル一つ。1943年ごろ生まれた新しい演奏スタイルで、モダン・ジャズ母体となった。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

音楽用語ダス 「ビバップ」の解説

ビバップ[be-bop]

バップともいう。'40年代にチャーリー・クリスチャン(g)が先鞭をつけ、チャーリー・パーカー(as)、ディジー・ガレスピー(tp)らを中心に起こったジャズのムーブメント。ダンス音楽だったスウィング・ジャズから脱却したアドリブ主体の演奏が注目を集め、以後のジャズの主流となった。ビバップ以降のジャズを一般にモダン・ジャズという。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のビバップの言及

【ジャズ】より

…中西部その他,全米各地から集まったプレーヤーによって,ニューヨークの黒人街ハーレムのクラブでは毎夜ジャム・セッションjam session(任意にグループを組み,即興で演奏しあって腕を比べあう集い)が行われた。そこから互いの創意による新しい演奏スタイル,ビバップbe‐bop(略してバップbopともいう)が生まれた。バップは,リズム,メロディ,ハーモニーの3要素に新しい創意を加えたもので,もともとジャズは4拍子の1,3拍目におくアクセントを,2,4拍目にずらして演奏するところから,オフ・ビートoff beat音楽と呼ばれたが,バップは4拍子を感覚的に8分割し,〈1と2と3と4と……〉の〈と〉の部分にアクセントをおいた。…

※「ビバップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android