ビーレフェルト大学(読み)ビーレフェルトだいがく

大学事典 「ビーレフェルト大学」の解説

ビーレフェルト大学[ドイツ]
ビーレフェルトだいがく

ドイツ中西部,ノルトライン・ヴェストファーレン州ビーレフェルトにある州立総合大学。1969年に改革構想に基づき設立された「新大学(ドイツ)」の一つで,ドイツでは少ないキャンパス・ユニバーシティ。1965年にシェルスキーらをメンバーとする設立委員会が設けられる。改革の理念として研究の優位,研究と教育の統一,学問と実践の結合がうたわれた。専門を超えた研究を促進する学際的研究センター(ドイツ)は,当時のドイツで唯一の存在であった。異なる学部の建物同士が地上階のホールで一つにつながり,学部間の垣根を取り除くことに努めるなど,改革理念は建物にも反映された。1969年に3学部(数学,法学,社会学)で開始され,以後,順次拡充された。1976年に本館完成。学際的という理念を教員養成にも活かすという趣旨から,1974年に州立実験学校である「ラボールシューレ」「上級段階コレーク」を開設。2007年に欧州ホンダとアシモに関する共同研究施設を設置。学生数は2万4400人(2016/17年冬学期)
著者: 長島啓記

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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