ピュー族(読み)ピューぞく(英語表記)Pyu

世界大百科事典 第2版の解説

ピューぞく【ピュー族 Pyu】

チベット・ビルマ語派に属する言語を使っていたミャンマーの古代民族。イラワジ川流域のプロームを中心に小さな城砦国家を築いて住んでいた。城砦跡は今も数ヵ所残っている。遺跡はいずれも煉瓦造りの長大な城壁で取り囲まれ,外側に濠がめぐっていた。遺跡の出土品からいくつかの共通性がわかる。その一つは骨壺埋葬制で,ピュー族は死者を荼毘に付した後,遺骨を石甕や素焼きの壺に入れて埋葬していた。これはピュー族固有の風習で,ビルマ族には伝承されていない。

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世界大百科事典内のピュー族の言及

【ミャンマー】より

…それが事実だとすれば,マルタバン湾岸のラーマニャデーサとインド東岸との間には,前3世紀ごろから交流があったということになる。 イラワジ川の流域には,ピュー族の遺跡が点在している。遺跡はいずれも城市の周囲を煉瓦造の長大な城壁で取り囲み,その外側を堀で囲繞(いによう)した防衛的性格の強いものである。…

※「ピュー族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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