ファイバーワーク(その他表記)fiber work

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファイバーワーク」の意味・わかりやすい解説

ファイバーワーク
fiber work

ファイバーアートともいう。繊維素材を織る,縫う,結ぶ,組むなどして自由に表現した作品。根底には織物,染め物によるテキスタイル・アート (染色美術) があるが,それらが日常的な用途により近く,平面的な制作を守っているのに対して,ファイバーワークは用途性を排した作品であり,また素材的にもロープ,皮革金属,金属の糸,紙,木,獣毛などさまざまな素材を組み合わせた立体的な表現が多い。 1960年代ころから活発になってきたが,テキスタイルの方面からもアート的な作品が目立つ一方彫刻家や他の現代美術家による試みも多くなっているため,クレイ・ワークと同じく,単なる現代美術の一要素と考えられ,特定のジャンルを形成するという意識はしだいに薄れてきているといってよい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む