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ファブリキウス囊 ファブリキウスのうbursa Fabricii[ラテン]

世界大百科事典 第2版の解説

ファブリキウスのう【ファブリキウス囊 bursa Fabricii[ラテン]】

幼若期の鳥類において,総排出腔のすぐ内側の背側にみられる囊状構造のリンパ組織イタリアの解剖学者ファブリキウスが1621年に記載(死後公刊)したので,この名がある。ファブリキウス囊は鳥類だけにみられ,鳥類の抗体産生能の発達に不可欠な役割を果たしている。ニワトリのファブリキウス囊は,孵卵4日目ころから分化しはじめ,孵化時には組織分化をほとんど完了している。その後,囊の大きさは孵化後2~3ヵ月で最大に達した後,性的成熟にともなって萎縮退化し,消滅する。

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世界大百科事典内のファブリキウス囊の言及

【扁桃】より

…そこで,扁桃の炎症にあたっては,有利となる免疫機能と害になる炎症性疾患などをはかりにかけて,扁桃摘出の可否が決定される。扁桃が形成されるのは爬虫類から(鳥類で中断し,ファブリキウス囊がこれに該当するといわれる)であるが,人体の場合,胎児期第3ヵ月ころに第2鰓囊の上皮がめりこんでできる。すなわち,この陥没した内胚葉上皮の周りにリンパ球などが集まり,扁桃となるリンパ組織が形成される。…

※「ファブリキウス囊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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