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フィッショントラック fission track

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フィッショントラック
fission track

核分裂片など電荷の大きい粒子が高速で固体を通過するとき,その道筋に沿って固体の原子配列が破壊されるが,ガラス,プラスチック,ケイ酸塩鉱物などの絶縁体ではこの損傷が長期間保存され,薬品による腐食で拡大され,光学顕微鏡で飛跡として観察される。核分裂片によるこの種の飛跡をフィッショントラックという。 1964年 R.フライシャーと P.プライスが初めて観察した。これは粒子の計数,エネルギー測定,荷電測定に利用できる。鉱物の年代測定,ウランやトリウムの岩石中の分布や含有量の測定,核分裂片以外の重荷電粒子の検出などに広く応用される。 (→固体飛跡検出器 )

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