フランス東インド会社(読み)フランスひがしインドがいしゃ(その他表記)Compagnie Française des Indes Orientales

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フランス東インド会社」の意味・わかりやすい解説

フランス東インド会社
フランスひがしインドがいしゃ
Compagnie Française des Indes Orientales

フランスによるアジア貿易の独占会社。1604年に設立された同名の会社はほどなく解散し,あらためてルイ14世時代にジャン=バティスト・コルベール勧告によって 1664年設立された。すでにインドに進出していたイギリス,オランダに対抗しながら,1668年にはスラトに商館を置き,1673年にはチャンダンナガル,1674年にはポンディシェリーを獲得した。1742年ジョゼフ・フランソア・デュプレクスインド総督になると,オーストリア継承戦争を機にイギリスの拠点マドラスを占領し,その軍事的勝利の経験から,藩王の従属化とインド人傭兵の編成を始めた。しかし,1754年デュプレクスは本国に召喚され,七年戦争さなかの 1757年のプラッシーの戦い,および第3次カルナータカ戦争での敗北でインドにおけるフランスの根拠地は失われた。1763年のパリ条約で商業活動の拠点は返還されたが,形骸化した会社の特権は 1769年に廃止され,1790年には革命政府により解散させられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フランス東インド会社」の意味・わかりやすい解説

フランス東インド会社
ふらんすひがしいんどがいしゃ

東インド会社

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旺文社世界史事典 三訂版 「フランス東インド会社」の解説

フランス東インド会社
フランスひがしインドがいしゃ

東インド会社(フランス)

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「フランス東インド会社」の解説

フランス東インド会社(フランスひがしインドがいしゃ)

東インド会社

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