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フランス法 フランスほうFrench law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フランス法
フランスほう
French law

フランスおよびその文化圏で行われる法体系。議会が制定した法律を第1の法源とする制定法主義特色とする大陸法系に属し,ローマ法ゲルマン法教会法の3つを基本的要素として含むが,その発展過程において伝統的価値としてのゲルマン的慣習法をドイツ法よりもよく保存している。フランス法の特色は,15世紀から 16世紀にかけてのローマ法の継受がドイツ法とは異なり,ゲルマン的慣習法を排除するような一般的法規範とはなることがなかったこと,またフランスの国土はイギリスよりも広く,王権による強権的な法の一元的行使を不可能にしたため,ゲルマン的な伝統的慣習法がよく保存されたこと,さらにフランス革命による新しい近代法の思想と制度の導入も,フランス法のもつ伝統性の断絶を生み出さなかったことがあげられる。フランス法はこのような法的伝統を保持しつつも,19世紀を通じて個人主義的自由主義思想を取入れ,さらに 20世紀には「法の社会化」的性格を顕著にしつつ現在にいたっている。

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