日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブチンジオール」の意味・わかりやすい解説 ブチンジオールぶちんじおーるbutynediol もっとも簡単なアセチレングリコールの一つ。通常、2-ブチン-1,4-ジオールをさす。常温で液体。テトラヒドロフラン、γ(ガンマ)-ブチロラクトンや2-ピロリドンの原料として利用される。ドイツの工業化学者レッペが、これをアセチレンとホルムアルデヒドから製造する方法をみいだし、合成繊維、合成ゴム、医薬などの重要な合成原料の一つとなった。[徳丸克己][補完資料] | ブチンジオール(データノート) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例