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ブラウン・セカール症候群 ブラウンセカールしょうこうぐん Brown‐Séquard’s syndrome

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世界大百科事典 第2版の解説

ブラウンセカールしょうこうぐん【ブラウン・セカール症候群 Brown‐Séquard’s syndrome】

脊髄の半側が障害されたとき,特有のパターン知覚異常運動麻痺を生ずるものをいう。病名は動物の脊髄半側切断に関するブラウン・セカールの研究にちなんでつけられた。この症候群では病変のあるレベル以下において,病変と同側では運動麻痺,深部知覚障害および一部の触覚障害が起こり,反対側では温度覚,痛覚の障害と軽い触覚障害が生ずる。脊髄内には,知覚を伝える神経繊維脊髄後根から入って上行し,運動をつかさどる神経繊維(この神経路を錐体路という)が下行している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のブラウン・セカール症候群の言及

【脊髄】より


[脊髄の障害]
 上に述べたように,脊髄にはいろいろのたいせつな働きをする経路があるため,脊髄の外傷,炎症,出血,腫瘍などで経路が障害されると,重要な機能に支障をきたす。脊髄がある高さで片側だけ障害されると,ブラウン・セカール症候群が起こる。この病気では障害された側は障害部位より下の運動ができなくなり,触覚,圧覚,運動覚がなくなる。…

【知覚異常】より

脊髄空洞症など脊髄の中心付近の障害では,反対側へ交差する温・痛覚の経路は障害されるが,交差しない深部知覚は保たれ,知覚の解離が生ずる。脊髄の半側が障害されると,病変の高さで同側の知覚が完全に消失し,それ以下同側の半身には深部知覚の低下と,反対側半身には温・痛覚の障害を生ずる(錐体路障害による運動麻痺を併せてブラウン・セカール症候群という)。脳幹部の障害では顔・口腔は病変側の,頸部以下は反対側の知覚鈍麻が生じることがある。…

※「ブラウン・セカール症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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