知覚異常

百科事典マイペディアの解説

知覚異常【ちかくいじょう】

自覚異常と他覚異常があるが,狭義には他覚異常をさし,末梢器官から大脳知覚領に至る知覚伝導路の障害により異常感覚が起こること。たとえば,触覚が正常で温度覚と痛覚が障害されるのは脊髄疾患,ハンセン病などにみられる。これとは逆に触覚が障害され,温度覚と痛覚が保たれるのは,末梢神経の外傷や神経炎にみられる。圧覚の部分的消失・鈍麻は脊髄,脳皮質等の各種疾患,脳性小児麻痺などによる。また力覚障害は小脳の疾患にみられる。
→関連項目胸郭出口症候群ギラン=バレー症候群大麻中毒

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世界大百科事典 第2版の解説

ちかくいじょう【知覚異常 sensory abnormality】

知覚には一般知覚と嗅(きゆう)・視・聴覚のような特殊知覚があり,一般知覚には痛覚・温度覚・触覚などの表在知覚振動覚位置覚などの深部知覚がある。ここでは一般知覚の異常について述べる。 四肢・体幹・頸部および後頭部の知覚は末梢神経から脊髄後根を経て脊髄に入り,温度覚・痛覚などは交差して反対側の脊髄を上行し,振動覚・位置覚などは同側の脊髄を上行して脳幹で交差し,それぞれ反対側の視床を経由して大脳皮質に至る。

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