ぷっと(読み)プット(英語表記)put

翻訳|put

デジタル大辞泉 「ぷっと」の意味・読み・例文・類語

ぷっ‐と

[副]
口先をすぼめて息などを一瞬吐き出すさま。「ブドウの種をぷっと吐き出す」
思わず笑いだすさま。「おかしくてぷっと吹き出す」
ふくれるさま。また特に、怒ってふくれるさま。「風船ぷっとふくらむ」「怒られてぷっとふくれる」

プット(put)

プット‐オプション」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「ぷっと」の意味・読み・例文・類語

ぷっ‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. 口先をすぼめて息やつばきを勢いよく出す時の短くて鋭い音、また、そのさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ぷっと掛けし唾」(出典:門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉二一)
  3. 放屁する際の音を表わす語。
  4. 思わず吹き出すさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「きいていて思わずプッとくるような間違いは」(出典:マイクとともに(1952)〈藤倉修一〉マイクこぼれ話)
  5. 怒ってふくれるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「お梅はぷッと膨れて」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)

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世界大百科事典(旧版)内のぷっとの言及

【エロス】より

…ギリシア晩期からローマ帝政時代には,これら有翼の童子は大勢で美術の上に登場するようになり,彼らはもはや神話からも独立して,ただ大人の真似であるさまざまな状況を演じるようになる。このようなエロテス(アモレス)は,ルネサンス美術にプッティputti(単数はプットputto)として復活する。 神話では,エロスの母親として,産褥(さんじよく)の女神エイレイテュイアEileithyia,虹の女神イリスの名があげられることもあり,また西風の神ゼフュロスZephyrosを父親とする伝承もある。…

※「ぷっと」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」