改訂新版 世界大百科事典 「プラテレスコ様式」の意味・わかりやすい解説
プラテレスコ様式 (プラテレスコようしき)
Estilo Plateresco
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ゴシック美術ロマネスク美術
[ルネサンス以降]
ルネサンス(16世紀)は,ゴシックとは逆に,きわめてスペイン的な様式から純イタリア様式へと展開した。これは,まずゴシックの構造にルネサンス的装飾モティーフ(円形浮彫,胸像,紋章,グロテスク文様など)をはりつけたような様式,その細工が銀細工plateríaを想起させるところからプラテレスコとよばれた様式から出発した(プラテレスコ様式)。その代表作はサラマンカ大学正面入口だが,時とともに,アルカラ・デ・エナレス大学ファサードのように構造と装飾の融合が進み,画家マチューカPedro Machuca(?‐1550)がアルハンブラ宮殿内に設計したカルロス5世宮において純イタリア様式に,そしてフェリペ2世が心血を注ぎ,エレラがその理想を実現したエル・エスコリアル修道院において厳格様式に到達した(エレラ様式)。…
…交差部にイスラム風採光塔が載り,その支柱はきわめて太い(ブルゴス)。16世紀,ルネサンス様式が入ってもムデーハル様式の要素は残り,構造の合理性よりも壁面装飾を好むイスラム的美の追求は装飾過剰なプラテレスコ様式となる。スペインでは歴史上,外来の様式はいずれもスペイン化されるが,その際根強い伝統となっているのがムデーハル的要素であり,19世紀末のガウディの建築にもムデーハル様式が反映している。…
※「プラテレスコ様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新