プールナ・スワラージ(その他表記)Pūrṇa Swarāj

山川 世界史小辞典 改訂新版 「プールナ・スワラージ」の解説

プールナ・スワラージ
Pūrṇa Swarāj

「完全独立」の意。1920年代末にインド国民会議派が掲げたスローガン。「スワラージ(自治,独立)」の言葉はすでに06年の会議派大会で用いられていたが,「プールナ・スワラージ」が提唱されるのは27年以降である。29年には会議派の政治目標となった。これによって独立運動は新たな段階に入った。

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旺文社世界史事典 三訂版 「プールナ・スワラージ」の解説

プールナ−スワラージ
Purna swaraj

1929年にラホールで開かれたインド国民会議派の第44回大会で,ガンディーの提唱により決議された方針。「完全な独立」の意。

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世界大百科事典(旧版)内のプールナ・スワラージの言及

【スワラージ】より

…このプログラムは06年の国民会議派カルカッタ大会で議長ダーダーバーイー・ナオロージーによって提起され,採択された。一時,英語の〈ホーム・ルール(自治)〉の語にとって代わられるが,このスワラージはいわばインド民族運動における象徴的スローガンであり,27年の国民会議派マドラス大会でサイモン委員会ボイコットをうたい,〈プールナ・スワラージ(完全独立)〉を国民会議派の目標とすることが規定された。29年のラホール大会でも〈自治領地法〉が否定され,改めてプールナ・スワラージを政治目標として採択している。…

※「プールナ・スワラージ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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