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ヘライオン Hēraion

世界大百科事典 第2版の解説

ヘライオン【Hēraion】

〈ヘラの神殿〉の意。最も著名なのはサモス島のヘラの神域の主神殿で,前8世紀のもの,前650年ころのもの,前550年ころの建築家ロイコスRhoikosのもの,前530年ころの僭主ポリュクラテスのものと,4段階のイオニア式神殿形式発展の歴史がたどれる。オリュンピアのものは現存する最古(前600年ころ)の神殿遺構(6×16柱のドリス式)で,長年にわたる木造から石造への改築により,その円柱の太さ,形式が異なる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のヘライオンの言及

【ヘラ】より

…またアルゴス,サモスを含むいくつかの土地では,ゼウスとヘラの結婚を記念する〈聖婚hieros gamos〉の儀式が行われ,ボイオティア地方のプラタイアイのそれは,オークの木で作られ,花嫁に付き添う乙女とともに荷車でキタイロン山に運ばれるヘラの神像の名からダイダラDaidala祭と呼ばれていた。美術作品では,ポリュクレイトス(前5世紀後半)作のアルゴスのヘライオンHēraion(ヘラ神殿)の本尊,冠をいただき,一方の手にザクロ,他方にカッコウのとまった笏をもつ巨大なヘラの座像が有名であったが,いまではアルゴスの貨幣の図柄に往時の面影をとどめるにすぎない。彼女の聖獣は雌牛,のちには孔雀が聖鳥とされた。…

【ヘラ】より

…またアルゴス,サモスを含むいくつかの土地では,ゼウスとヘラの結婚を記念する〈聖婚hieros gamos〉の儀式が行われ,ボイオティア地方のプラタイアイのそれは,オークの木で作られ,花嫁に付き添う乙女とともに荷車でキタイロン山に運ばれるヘラの神像の名からダイダラDaidala祭と呼ばれていた。美術作品では,ポリュクレイトス(前5世紀後半)作のアルゴスのヘライオンHēraion(ヘラ神殿)の本尊,冠をいただき,一方の手にザクロ,他方にカッコウのとまった笏をもつ巨大なヘラの座像が有名であったが,いまではアルゴスの貨幣の図柄に往時の面影をとどめるにすぎない。彼女の聖獣は雌牛,のちには孔雀が聖鳥とされた。…

※「ヘライオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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