日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヘルシンゲア」の意味・わかりやすい解説 ヘルシンゲアへるしんげあHelsingør デンマークのシェラン島北部にある港湾・工業都市。人口6万0546(2002)。『ハムレット』の舞台に仕立てられた古城クロンボール(クロンボー)城の所在地として名高い。エアスン(エーレスンド)海峡の最狭部(幅4キロメートル)を扼(やく)する位置にあり、かつて航行船舶に対し「海峡税」を徴収(1429~1857)して栄えた。欧州幹線道路4号線上にあり、フェリーによりわずか15分でスウェーデンのヘルシングボリと結ばれる。造船、醸造、繊維工業が行われる。[村井誠人][参照項目] | クロンボール城 クロンボール城 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ヘルシンゲア」の意味・わかりやすい解説 ヘルシンゲアHelsingør デンマークのシェラン島北部,エアスン(エーレソン)海峡の最狭部に位置する港湾都市。人口5万7000(1996)。シェークスピアの《ハムレット》の舞台のモデルとなった古城クロンボーで名高い。デンマークは,この城に砲台を備え,1429-1857年に航行船舶に対し〈海峡税〉を徴収し,当地の繁栄の財源とした。現在は15分でスウェーデンのヘルシングボリとフェリーで結ばれ,ヨーロッパ幹線第4号道路線上の要所である。執筆者:村井 誠人 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by