ベク(その他表記)Baeck, Leo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベク」の意味・わかりやすい解説

ベク
Baeck, Leo

[生]1873.5.23. レズノ
[没]1956.11.2. ロンドン
ドイツのラビブレスラウユダヤ教神学校で学んだのち,ブレスラウ,ベルリン両大学で哲学を学ぶ。ナチス迫害から逃れることを拒み,1943年テレジエンシュタットの収容所に入れられた。 45年解放に際して道徳的権威をもって監守への私刑をはばんだ。 54年に,ユダヤ人の歴史の研究を目的としたレオ・ベク協会が設立され,彼は初代会長になった。主著『ユダヤ教の本質』 (1905) ,『パリサイ人』 (34) ,『マイモニデス』 (54) 。

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世界大百科事典(旧版)内のベクの言及

【ベグ】より

…〈首長〉〈支配者〉を意味する称号。地域と時代によりさまざまな用法があり,語形にもbäg,ベクbek,ベイbey,ビーbīなど多くの変化形があるが,すべては古代トルコ語のbägにさかのぼる。本来のトルコ語ではなく,他の言語からの借用語で,語源に関しては,ペルシア語のbag(神聖な)とする説と,中国語の〈伯〉とする説がある。…

※「ベク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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