ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベク」の意味・わかりやすい解説
ベク
Baeck, Leo
[没]1956.11.2. ロンドン
ドイツのラビ。ブレスラウのユダヤ教神学校で学んだのち,ブレスラウ,ベルリン両大学で哲学を学ぶ。ナチスの迫害から逃れることを拒み,1943年テレジエンシュタットの収容所に入れられた。 45年解放に際して道徳的権威をもって監守への私刑をはばんだ。 54年に,ユダヤ人の歴史の研究を目的としたレオ・ベク協会が設立され,彼は初代会長になった。主著『ユダヤ教の本質』 (1905) ,『パリサイ人』 (34) ,『マイモニデス』 (54) 。
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