ベリル

世界大百科事典 第2版「ベリル」の解説

ベリル【beryl】

和名緑柱石と呼ぶ鉱物で,このうち美しいものは宝石として扱われる。本では以下宝石について述べる。なお,鉱物としてのベリルは〈緑柱石〉の項を参照されたい。ベリルには,エメラルドアクアマリンモルガナイトヘリオドール,イェロー・ベリル,ゴッシェナイトがおもな宝石としてある。緑色のエメラルドと海水青色のアクアマリンはとくに珍重される。美しいピンク色ないしローズ色のモルガナイトmorganiteは,アメリカの銀行家で,有名な宝石収集家であったJ.P.モーガンの名にちなむ。

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世界大百科事典内のベリルの言及

【緑柱石】より

…ベリリウムの主要な鉱石鉱物の一つで,美しいものは宝石としても用いられる。成分Be3Al2Si6O18。少量のナトリウム,カリウム,リチウム,セシウムなどを含む。六方晶系に属し,六角柱状結晶として産する。透明~半透明でガラス光沢がある。色は緑色であるが,無色,青色,黄色,淡紅色の場合もある。へき開は不明りょうで,貝殻状断口を示し,もろい。モース硬度7.5~8。比重2.6~2.9。色と形とから緑柱石と名づけられた。…

※「ベリル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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