ペルチナクス(英語表記)Pertinax, Publius Helvius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペルチナクス」の意味・わかりやすい解説

ペルチナクス
Pertinax, Publius Helvius

[生]126.8.1. リグリア
[没]193.3.28. ローマ
ローマ皇帝 (在位 193) 。解放奴隷の子。マルクス・アウレリウス帝,コンモドゥス帝のもとでブリタニア,ドナウ方面を転戦。特に 169年ゲルマン人の大規模な侵攻を撃退して勇名をとどろかせ,急速に昇進。 192年ローマ市長官。コンモドゥス暗殺後,193年1月皇帝に推されたが,軍,民両面における財政引締め政策を強行して人気を失い,同年3月暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android