日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホソバセセリ」の意味・わかりやすい解説 ホソバセセリほそばせせり / 細羽挵蝶[学] Isoteinon lamprospilus 昆虫綱鱗翅(りんし)目セセリチョウ科に属するチョウ。本州(関東地方以南の暖地)、四国、九州に分布、普通種であるが産地はやや局部的である。国外では朝鮮半島南部、中国、台湾に産する。はねの開張37ミリメートル内外。後ろばね裏面の斑紋(はんもん)に著しい特徴があり、日本およびその周辺にはこれに紛らわしい種はない。普通、年1回の発生、6~8月に出現するが、鹿児島県あたりの暖地では年2回の発生が記録されている。幼虫の食草はイネ科のススキ、オオアブラススキ。幼虫態で越冬する。[白水 隆][参照項目] | セセリチョウ セセリチョウ科のおもな種類(3)〔標本… 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例