ホメリア(読み)ほめりあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホメリア」の意味・わかりやすい解説

ホメリア
ほめりあ
[学] Homeria

アヤメ科(APG分類:アヤメ科)の秋植え球根草。37種あり、ほとんどが南アフリカ原産である。ダッチアイリスに似た長葉を2、3枚つける。春、高さ30~40センチメートルの花茎を出し、著しく分枝して多数のつぼみをつける。花はヒオウギに似た6弁花で、一日花であるが、数週間にわたり次々と咲き続ける。花壇および鉢植え用として観賞され、藤(ふじ)色花のライラシナ、黄、橙(だいだい)色花のエレガンスが代表的な品種で、二色咲きの美花もある。半耐寒性でフリージアより耐寒力は強いが、暖かく排水のよい所でよく育つ。5月に葉が枯れ始めるころ掘り上げて、秋まで乾燥、貯蔵する。

[川畑寅三郎 2019年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android