被子植物の新しい分類体系。対象とする生物の系統関係(祖先と子孫の関係)に基づいて分類を行う系統分類の一つ。DNAの塩基配列やタンパク質のアミノ酸配列の違いから生物の系統関係を調べる分子系統解析の結果が反映されている。被子植物系統グループ研究者集団APG(Angiosperm Phylogeny Group)により、1998年に最初に発表され、その後2003年、2009年および2016年に改訂されており、それぞれAPGⅠ、APGⅡ、APGⅢ、APGⅣとよばれる。それ以前に使われていたエングラーやクロンキストArthur Cronquist(1919―1992)の分類体系は、おもに形態の異同に基づいて類縁関係を推定していたが、APG分類体系では、DNAの塩基配列の差異に基づいた系統関係を根拠としている。また、以前は、進化の指標とした花弁の数や子葉の数などの特定の形質を共有していることで分類群をまとめていたが、APG分類体系では、共通祖先から由来するすべての子孫を含む「単系統群」を分類群とする。そのため、分類が大きく変わったグループもある。たとえば、多数の種が含まれていたユリ科やユキノシタ科、ゴマノハグサ科の以前のまとまりは、分子系統解析の結果、単系統群ではないことが明らかとなり複数の(単系統の)科に分割・再編されている。
[邑田 仁 2019年3月20日]
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