ボゴタソ(読み)ぼごたそ

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ボゴタソ」の解説

ボゴタソ
Bogotazo

ボゴタ騒動ともいう。コロンビアの保守党政権下の1948年,大衆政治家ガイタン暗殺を機に自由党派の民衆が首都ボゴタに集まり,大統領府官庁などを襲撃し,軍・警察と衝突した。この暴動により数千人の死者が出た。自由,保守両勢力の内乱は50年代末まで続いた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のボゴタソの言及

【ガイタン】より

…そして48年4月9日,ボゴタ市では第9回米州機構会議が開催されたが,この日,彼は街頭で凶弾に倒れた。暗殺の指令者が大統領であるとの流言を信じた彼の支持者は,その復讐を叫び,山刀や爆薬を手に蜂起,これは2000人の死者を出したボゴタソBogotazoと呼称される大暴動に発展した。首都の大衆が蜂起したとの情報は瞬時のうちに全国に伝わり,各地で暴動を引き起こした。…

※「ボゴタソ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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