ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポモーナ」の意味・わかりやすい解説 ポモーナPomona アメリカ合衆国,カリフォルニア州南部にある都市。サンガブリエル山麓のポモーナの谷にあり,ロサンゼルスの東約 48kmに位置する。 1875年植民が始った。地名はローマの果実の守護女神にちなむ。 80年灌漑用井戸が掘削され,オレンジなどの果樹栽培が盛んになった。第2次世界大戦後は,ロサンゼルスの大都市圏内に入り,工場や住宅地が増加するにつれ,果樹栽培は衰退した。カリフォルニア州立理工科大学がある。人口 14万9058(2010)。 ポモーナPomona 古代ローマの果実の守護女神。ローマの近郊にポモナルと呼ばれる聖城をもっていた。ラチウムの神話的王の一人ピクスの妻となり,彼女を熱愛したピクスが魔女キルケの求愛をはねつけたことからピクスはきつつきに姿を変えられたとされ,またウェルトゥムヌス神の妻であるともいわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by