マイクロ波凝固治療(読み)マイクロはぎょうこちりょう

百科事典マイペディア 「マイクロ波凝固治療」の意味・わかりやすい解説

マイクロ波凝固治療【マイクロはぎょうこちりょう】

肝癌(がん)の治療法の一つ。直径1.6mmほどの針を細胞に刺し込み,その先端から電磁波一種であるマイクロ波を照射して,癌を死滅させる。癌細胞の大きさにもよるが,照射時間は数分から20分ほど。全国の病院で行われ,健康保険も適用されている。 マイクロ波凝固治療の開発によって,これまでの治療法の多くの問題点が解消されてきた。たとえば,開胸手術では患者は体力を消耗して長期入院が必要になるが,腹腔鏡下で見ながら照射すれば,患者の負担は少なくてすむ。照射後,さらに癌細胞にエチルアルコールを注入する治療法もあるが,これは大きめの癌には対応できない。癌細胞が3cm以上になると,アルコールを大量に入れなければならず,これが血液に流れ込んで正常な細胞を傷めてしまう危険性があるからである。 ただし,マイクロ波凝固治療にも課題はある。まず,肝臓から針を抜く時に,激しく出血する例があること。さらに,胆嚢(たんのう)へ通じる胆管で照射すると,管が詰まって肝不全を招く危険性もある。このため,各症例ごとに慎重に検討したうえで,治療を行うことが重要である。

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