マイクロ波散乱計(読み)マイクロはさんらんけい(その他表記)microwave scatterometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイクロ波散乱計」の意味・わかりやすい解説

マイクロ波散乱計
マイクロはさんらんけい
microwave scatterometer

人工衛星に搭載し,電波エネルギーのパルス発振,物体表面での後方散乱信号を受信して,表面の状態を調べる機器。海洋リモートセンシングでは,海面凹凸を測定することから,この凹凸を引き起こす海上風の推定に使用される。人工衛星の4本の固定アンテナからは,4方向にパルス状のマイクロ波が発振する。海面上の凹凸は風向風速に依存するので,2方向から後方散乱強度を調べることで,風向・風速を決める。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む