ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイクロ波散乱計」の意味・わかりやすい解説 マイクロ波散乱計マイクロはさんらんけいmicrowave scatterometer 人工衛星に搭載し,電波エネルギーのパルスを発振,物体表面での後方散乱の信号を受信して,表面の状態を調べる機器。海洋のリモートセンシングでは,海面の凹凸を測定することから,この凹凸を引き起こす海上風の推定に使用される。人工衛星の4本の固定アンテナからは,4方向にパルス状のマイクロ波が発振する。海面上の凹凸は風向・風速に依存するので,2方向から後方散乱強度を調べることで,風向・風速を決める。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by