マキシミン原理(読み)マキシミンげんり(その他表記)maximin principle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マキシミン原理」の意味・わかりやすい解説

マキシミン原理
マキシミンげんり
maximin principle

合理的選択の準則の一つで,ある行為をとった場合にその行為がもたらすであろう最悪の事態を比較して,そのなかで最も害悪の少い選択肢を選ぼうとする行動様式をさす。 J.ロールズは「無知のベール」におおわれた原初状態の条件のもとでは,マキシミン原理に従った選択が最も合理的であり,このようにして原初状態から全員一致の合意によって,正義の二原則が選択されると考えている。しかしマキシミン原理の適応が一定の人間観を前提にしていることは否定しがたい。

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