マスジッド・イ・シャー(読み)ますじっどいしゃー(英語表記)Masjid-i-Shah ペルシア語

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イラン中部、イスファハーンにあるイスラム寺院。ペルシア語で「王のモスク」を意味する。サファビー朝の名君アッバース1世が1612年に造営を始め、王の没後の1637年に完成した。「王の広場」に面した堂々たる外門から中に進むと、四方に壮大なイーワーン(イスラム建築独特の門のような形をしたホール)と二層のアーケードを配した中庭があり、高さ54メートルのドームがそびえている。壁面はすべて精妙なタイルのモザイクで覆われ、その美しさは比類がない。イランに現存している建造物のなかでも最高傑作の一つとされる。

[紅山雪夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android