マスタリー・ラーニング(英語表記)mastery learning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マスタリー・ラーニング」の意味・わかりやすい解説

マスタリー・ラーニング
mastery learning

一斉指導という授業形態のもとで,すべての子供に学習を成立させることを目指した教育実践モデルの一つ。アメリカの B.S.ブームらが提起した。完全習得学習と訳される。具体的には (1) 教育目標分類枠組教材の構造化,形成的評価などの観点を用いて,学習の具体的な目標を段階的に明確にする。 (2) 子供たちの達成度を随時確認し,その達成状況に応じて必要な具体的指導を施す。 (3) 最終的にすべての子供たちにその学習を完全に修了させる,ものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android